
筋トレやめちゃったら筋肉って脂肪に変わるのかな?
逆に脂肪が筋肉に変わることはあるの?
こんな悩みにお答えします。
結論、筋肉が脂肪に変わることも、脂肪が筋肉に変わることもありません。
- 筋肉が脂肪にならない理由
- 筋トレを辞めると体はどうなるのか

この記事を書いている私は、筋トレを始めて10年ほどになります。また大手ジムのトレーナーとして3年、ジムの支配人を勤めて5年目です。今回のテーマはお客様にカウンセリングを行う中で多い質問TOP10に入ります。
上記の経験を元に解説していきます。
今回は、筋肉と脂肪の違いを紹介しつつ、筋トレを辞めると体はどうなるのかも併せて解説していきます。
本記事を読むと、筋肉と脂肪は別物ということが理解できますよ。
筋肉は脂肪になるというのは嘘!その理由とは?
「筋肉って脂肪になるの?脂肪が筋肉になることはあるの?」
私がトレーナー時代、お客様にカウンセリングをしていく中で結構多かった質問です。
今回は初心者が意外と知らないこんな疑問を解き明かしていきます。
筋肉と脂肪は全く別物
筋肉は脂肪に変わったり、脂肪が筋肉に変わったりすることはありません。
なぜなら全く別の細胞からできており、細胞間で変化することもないからです。
例えばサラダ油が鶏胸肉に突然変わることって絶対あり得ないですよね。
それぐらいあり得ない話なのです。
筋肉と脂肪は役割も違います。
簡単にいうと、
一般人の考え
- 筋肉=体を動かす
- 脂肪=臓器を守る
トレーニーの考え
- 筋肉=必要!
- 脂肪=不要…
こんな感じですかね。笑
ではなぜこんな疑問が生まれるのでしょうか?
単純に太ったり痩せたりした時の印象の違いを表現している

太って筋肉が全部脂肪になっちゃったよ〜
こんな言葉、聞いたことありませんか?
これは一種の言葉の表現なんだと思います。
このビジネスマンのように元々筋肉質な人が太ってしまった場合、筋肉の上に脂肪が乗ってしまい、「筋肉が脂肪に変わった」と見えてしまいがちです。
逆にこのビジネスマンが痩せて筋肉が見えてくると「脂肪が筋肉に変わった!」ように見えます。
実際のところ、
- 筋肉が増えたり減ったりしている
- 脂肪が増えたり減ったりしている
これが真実になります。
このビジネスマンの場合は

筋肉は落ちてないけど脂肪が増えたから太っちゃったよ〜
上記が正しい表現になるのかなと思います。
筋トレを辞めても筋肉が脂肪になることはないの?
- 筋肉が脂肪になる=×
- 脂肪が筋肉になる=×
このように筋肉が脂肪になることも、脂肪が筋肉になることもありません。
それでは筋トレを辞めた場合も筋肉は脂肪になることはないのでしょうか?
筋トレを辞めても筋肉は脂肪になることはない
筋トレを辞めても筋肉が脂肪になるということはありません。
前述した章で述べたとおり、筋肉と脂肪の細胞が違うためです。
ただ、筋トレを辞めた人は筋肉がどんどん小さくなっていきます。
これはトレーニングの原理原則に基づいていますが、筋肉は継続して負荷を与え続けなければ大きくなることも維持することもできないからです。
さらに筋肉の立場からすると

もう筋トレのような高負荷に耐えなくてもいいんだ
と思い込み、必要最低限生活できるぐらいの筋肉量になっていきます。
筋トレやスポーツを辞めた後に太る人は、現役時代と同じ量のご飯を食べているのに関わらず運動量が減ってしまうためです。
逆に痩せてしまう人は、筋トレによる筋肥大効果がなくなり、筋肉が減少してしまったからといえます。
筋トレを辞めてもマッスルメモリーがあるので、筋肉の戻りは早く、普通の人よりだいぶ筋肉も付きやすいですので安心です!
こちらの記事もどうぞ>>マッスルメモリーは嘘?本当ならどれぐらいまで休んでいいのか?
筋肉を増やしながら脂肪を減らすことはできるのか?
結論から言うと、できなくはないが難しい…です。
- 筋肉を増やすには消費カロリー<摂取カロリー
- 脂肪を減らすには消費カロリー>摂取カロリー
上記が原因です。
- 筋肉を付けたいという願望
- 痩せたいという願望
これは相反する願いになるので、方法も矛盾してきます。
筋肉を増やすにはそれ相応の栄養素が必要です。
筋肉をつける=タンパク質を摂取するというイメージが強いですが、炭水化物や脂質などのバランスもとても大切。
特に炭水化物はタンパク質を効率よく摂取するためにとても大事な栄養素です。
脂肪を減らす時は有酸素運動だけでなく、筋トレもしないと筋肉が減少してしまうのでしっかり筋トレもたんぱく質も摂取しましょう。
ちなみに筋トレをしない日でもタンパク質は摂取すべきです。
極力筋肉を減らさずに、筋肉を付けたい場合のおすすめな手順は下記↓
- 自分の1日の代謝量を知る
- その代謝量ギリギリまでカロリーを摂取する
- 筋トレも行い、タンパク質は体重の2倍gは摂取する
ざっくりですが、こんな感じで実行すると、筋肉を極力落とさずに体脂肪を減らしていけると思います。
基本的には増量と減量の繰り返し
ボディビルダーやフィジークの選手が取り入れているのが、増量期と減量期。
なぜなら、筋肉を増やす時期と脂肪を減らす時期で分ける方が効率的だからです。
前述したように、筋肉を増やしながら脂肪を減らしていくのは非常に難しく、増える筋肉量も少ないので効率も悪いです。
だったら増量期に大量のカロリーを摂取しながらガツンと筋肉を増やし、減量期には筋肉を保ちつつ脂肪を減らしていく、というやり方が筋肉をデカくするなら効率的だと言えますね。
まとめ:筋肉と脂肪は別物で考えよう
いかがだったでしょうか。
脂肪が筋肉に変わることがあれば夢のようですね。
ちょっとそんなことを想像してしまいました。
とはいってもそんな甘い話はありません・・・。
地道に増量、減量を繰り返すのがいいと思います。
ただボディビルダーの北島達也さんがいうには
「増量は腹筋がうっすら見えるまで」というのが増量期の目安だそう。
それ以上に増量するメリットはないとのこと。
私、今完全に増量しすぎです・・・。笑
これを読んでくれてるみなさんと一緒に頑張って減量しようかな・・・。
では、良い筋トレライフを!
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